
社長考案のオリジナル教材で学習支援
手厚いサポートが高い定着率を生む
2017 年に 2 名のフィリピン人を採用したことが始まりです。当初は人数も少なく管理も手探りでしたが、親族や友人にも声をかけてもらい年々人数が増えていきました。現在はフィリピン人 8 名が在籍し、途中で離職者はなく、定着率の高さが強みとなっています。
フィリピン人社員の明るい雰囲気と助け合いの文化が職場に広がり、日本人社員にも笑顔が増えました。現在では、フィリピン人の先輩社員が後輩に仕事のコツや必要事項を伝える仕組みも整い、若手社員の習得速度が向上するとともに、組織全体の活気も高まっています。
仕事の指示は日本語だけでなく英語やタガログ語も活用し、翻訳アプリも取り入れています。来日後 1 か月の日本語研修に加えて、入社後は日本語教師によるオンライン学習・対面学習を継続しています。日本語の試験は在留資格に直結するため、教材は日本語講師と私がオリジナルで作成し、読み仮名の追加など工夫しながら、学習環境を整えています。
現在は職場近くの賃貸アパートを 3 部屋借り、集団生活を送っています。徒歩圏内で生活できる利便性はありますが、一般住宅の確保は困難で、大家や市の支援がないと借りられない場合もあります。将来的に家族帯同が可能になると、住居確保はさらに大きな課題になると考えられます。
建設分野の特定技能 2 号資格は家族帯同やキャリアに直結するので、今はそこを目指しています。試験は日本語能力と建設業の専門知識が必要で難易度が高いですが、日本語教師による週 2 回のオンライン授業と月 1 回の対面授業、技能試験対策のオリジナル教材で学習をサポートしています。工夫しながら資格取得環境を整え、外国人スタッフの努力を支えています。
月 1 ~ 2 回の食事会や年 1 回の社員旅行を通じて、交流を深めています。バーベキューや釣りなどのイベントでは、フィリピン人社員が音楽やダンスで盛り上げ、日本人社員も国際的な学びの場として楽しんでいます。こうした機会によって、日常業務での会話も円滑になり、信頼関係の構築に役立っています。

外国人スタッフの声
「最初の 3 か月は不安でしたが、社長や先輩が仕事や生活を支えてくれたおかげで安心できました。日本語も少しずつ覚え、地域の方とも交流できるようになりました。ここで長く働きたいですし、家族を呼べるように資格取得にも取り組んでいます。日本で働き暮らすことは慣れるまで大変でしたが、フィリピンの家族が支えとなり頑張れました。日本とこの仕事が大好きで、笑顔を忘れず周りに元気を届けたいと思っています。」
アブラハム・ソリアーノ・アグバンログ さん|出身国:フィリピン|在留資格:技能実習3号


基礎テック株式会社
代表取締役 河村 健史 さん
「外国人材を採用する際は、住居や生活環境、日常的なコミュニケーションの整備が定着の鍵です。特に日本語学習や資格取得支援を早めに整えることで、安心して働ける環境がつくれます。行政の補助金や制度も活用すると効果的です。外国人材は企業の戦力であるだけでなく、地域の活性化にも貢献します。社員と共に成長する姿勢を持ち、長く働き続けられる職場をつくることが、成功のポイントです。」


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